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＊＊＊＊＊＊＊　はじめに　＊＊＊＊＊＊＊＊＊
　 最近の折紙作品の質的向上は著しい。この時期にあって、更なる飛躍に僅かでも
　 貢献できることを願って折紙作品の系統樹的分類を試みる。
分類に関しては定説がなく色々な見解がありうる。本分類体系もまた今後色々と変化していくであろう。
もとより今回の分類体系が唯一絶対であると主張するものではない。
　 むしろ、他の分類法と共存し、広い観点から折紙に対する理解を深めるのに役立つものを目指す。
本分類法は折紙の構造を合理的に捕らえることを重視し、従来の創作の
手順を重視する方法とは異なる部分も多いが、これは従来の方法では絶対とらえることのできなかった
折紙の本質の一面を反映したものであって、その点がまさに本分類法の存在する意義だと考えている。
　
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