記載は、このページのずっと下のほうにあります






















































半アヤメ属.みみずく(小松@『折紙探偵団新聞』49号)
原作者 小松英夫 



特徴                  
この作品は一値性が比較的はっきりしている
。展開図の上半分はアヤメの基本形の上半分
に対応している。下半分は見方によっては、
長方形一値分子の変形とも見なせる。
もっとも下半分は、造形的な操作が多いので
一値性はぼやけてしまっている。
この作品の展開図解析上の注目点は、円領域
の配置で、上図赤円を見ればわかるように、
一番上が口で、次いで、耳、目、足の順に
なっている。決して、耳、目、口の順では
ないのである。
なお、この作品にはやや短いながらも胴体が
あって、それが造形上の印象に大きな影響を
与えているので、分類上の所属はブタ科にな
る。科が同じということは、似たような折り
方で似た形ができることを意味している。試
みにブタの基本形から小松氏のみみずくを
まねて、同様の折り方をすれば
やはり、みみずくらしきものが折れるのであ
る。ただし、それは目の折りだしに苦労して
しまい、本家の小松氏の みみずく の
まがい物的なものだが、興味がある人がいれ
ば試しに折って見るのも良いと思う。