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前川属.6翼7指の悪魔(須磨青史@ようこそ、折紙のホームページへ/折り紙掲示板)
原作者 須磨青史

6翼7指の悪魔
(この文章は須磨青史氏の発表を編集したものです。)

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悪魔(作、前川淳)の七本指のバージョン
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7本指、試してみました。一応七本できたのですが、両端の二本と、
内側の五本で長さが異なるものが折れました。
私の折った七本指は、指を折り出す行程を1回折った後、
そこにできた正方形で更に五本指を折るという手法です。
この七本指の折り方は、無限折りになっていました。



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五本指、二枚舌、六枚翼の悪魔
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六翼の悪魔(そういえば、ルシファという悪魔が六翼でしたね)ですが、
これもやはり前川さんの作品のバリエーションものです。
悪魔の展開図の対角線上、両端に、鶴の展開図がありますね。
鶴に挟まれて、指無しでは一つ、五本指では二つ、菱形
(凧型分子を2つ合わせたもの)が有ります。
因みに、対角線上で、大鶴:菱形:小鶴は、√2+1:1:√2だそうです。
この菱形を、三つ折ると六翼の悪魔を折ることができるようになります。
五本指の場合も同じですが(この場合四翼になると思いますが)、
菱形と菱形、及び菱形と小鶴に挟まれた部分にも、この菱形があります。
このページの悪魔の図7でも確認できます。
この部分も、対角線上の場合と同じように折ると翼を増やすことができます。
ただ、通常の紙ではとても辛い結果になります
(ホイル紙でしか完成したことがない)。
また、腕(指)の部分はまだまだ改良の余地は残っていると思われます。
因みに、これを折るのに90分程かかりました。
2n翼の悪魔の大鶴の部分は、1辺又は、対角線を1として、

 {(n−3)+(n−1)√2}/(n^2+2n−7)

翼一枚に、六枚の厚さが必要。

編者注:
普通の悪魔は、

 大鶴:菱形:小鶴 = √2+1:1:√2

なので、2n翼の悪魔の場合は、

 大鶴:菱形:小鶴 = √2+1:n:√2

になります。すると、

 大鶴:用紙幅 = 大鶴:大鶴+菱形+小鶴 = √2+1:√2+1+n+√2

となりますから、用紙幅を1としたときの大鶴の部分の長さは

 (√2+1)/(√2+1:√2+1+n+√2)

でもとめられます。この式の分母を有理化すると
 
 {(n−3)+(n−1)√2}/(n^2+2n−7) 
 
となります。 
  


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現状と今後の発展
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一応、六翼、七指ができています。

次は(と、云うか元々は)双頭の悪魔を目指しています。
双頭の悪魔は微妙な所ですが、きっと錯覚でしょう。
まだまだ道のりは遠いと思います。
悪魔と、弥勒菩薩を組み合わせたらどうか…と、思っているところです。
恐らく翼を折るのがほぼ無理な気すらします。

また、指でも鶴でも頭でも、奇数個に分ける方がそれより少ない
偶数個に分けるより簡単な気がします。