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二次元円領域分子法
最近の作品の、二次元円領域分子法のクモの展開図です。
この展開図は左がわの図の様にして考えました。
右側の図は従来の円領域分子法(赤円)といっしょにしたものです。
ちょっと違う方法であることをわかってもらえるでしょうか。
この作品は二次元円領域分子法の利点の一つである、
「左右対称でない設計図から、ほぼ左右対称に近い基本形を折り出せる」
というかなり便利な性質を利用しています。8本足のクモを選んだのは、
不切正方形一枚折にとって、8本足のクモは、6本足の昆虫よりも、
また10本〜50本足のムカデよりも難しいからです。
右図では、青円が横方向、赤円が縦方向のカドに対応します。
いずれにせよ青円の半径が皆同じことに注目してください。

実際におった基本型は下図のようになります。見かけ上、中心線をはさんで
対称なのが折りたかったところなのです。さらに、幅がよく
そろっているのがこの方法のウリです。これは上の展開図で
青円の半径が皆同じことに対応しています。この幅もコントロール
できるところが、二次元なわけですね。
実際に展開図を折ってみると、結構気持ちよく折れます。
クモは下図の様になりました。コピー用紙での試折りですので、ぐちゃぐちゃですが
全体的のバランスはなんとかなるかな、ってところでしょうか。
もっともちゃんとした作品にするにはもう一歩、 設計を進める必要が有りそうです。
問題は用紙中央部の分子(下に拡大図をのせました)を円領域を保存しながら
どうやって折るかということですが、かなり難しいながら、確実な解が存在します。
腕に自信のある方は折って見てください。答はそのうち、アップします。
このクモを、更に効率的に足を長くし、胴体を小さくするにはどうすればよいでしょうか。
まずは一個一個の円を小さくすることが最も安直な解決法です。そこで実行!!

用紙中央部に斜めに横たわる多数の円領域を伴う分子がありますが、
理論的に折り畳み可能であることは疑いの余地がありません。
っていうか、そういう問題じゃないだろう>自分。
この折線を手作業で求めるのはさすがに気が引けます。
よってこれは おりお をバージョンアップして折らせることにします。
って、いつのことになるやら。
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