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円領域とは何かということをじっと考えて見ると、それは帯領域がくるっと丸まったもの
とみなせるということになります。
(この辺の話は、注意深く、折るという現実の現象と帯領域という概念との対応を
取っていかないと話がこんがらがるのですが)。
更に帯領域は何かというと、それは複数の円弧(直線も円弧とみなす)が連結した
ものと考えられます。
さて円領域分子法では複数の円領域を接するように配置して設計をおこなうのですが、
このとき、図1のように円が外接するようにする場合がが多いです。要するに異なった
領域の円弧の凸の側同士を接触させるわけです。しかし別に、
異なった領域のを接触させるときはそれぞれの円弧の凸の側同士を必ず接触させなくてはいけない
などということは、特にありません。注意深く見れば、ある領域の円弧の凸の側と、
別の領域の円弧の凹の側が接触していることも普通にあります(図2参照)。

以上のことを踏まえると、円領域に内接するような円領域を使った設計も当然、
可能であります。もっとも、内接する円を使った設計は、外接するような円を使った
設計より、条件がうるさく、その割には特に便利ということもないので、わざわざ
気にすることも無いといえば無いのですが、まあ、それでも、いろいろ考えてみるのも
一興ですので、図3に参考例を載せておきますので好きな人は見てください。


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