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h13.01.12
===「折りたいものの形をどうやってコンピュータに入力するか」===
これまでコンピュータが展開図を作成するために扱う情報を簡単に見てきたが
それらは円領域の中心点の座標とか、距離とかであって単純な情報である。
しかし、n個の円領域を扱うときは最低でも n*(n-1)/2 個の距離情報を
扱わなくてはならないのでこの距離をいちいちコンピュータに入力するのは面倒である。
コンピュータに入力する手間はできる限り少なく、そして、折紙設計の予備知識が
全くなくても使えることが望ましい。
例えば、折りたいものの絵を一枚だけ入力したら、後は勝手に展開図を作って、
折りあがりの形まで表示してくれるようなものを目標にすることが面白いのだが
さすがにこれは、大変なので、折りたいものの基本枝構造を入力することが現実的な
選択だろう。
基本枝構造にも情報量の多い書き方とか少ない書き方とかいろいろ考えられるが、
ここでは、情報量の小さい一般的な基本枝構造を入力して、その他の情報はコンピュータが
評価関数をもとに判定するようにしよう。
では具体的な入力方法はどうするかだが、パソコン画面上でマウス操作だけで基本枝構造を
組み立てるものとしたい。これは現実のテーブル上でマッチ棒を使って木を描くことを、
パソコン画面上で再現することにしよう。ただし棒の長さは自由に変化できるようにする。
次回は実際のソフト作成を行ってみる。
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